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大学教育のお値段

教育の質が国力を決めるという考えはその通りだと思う。そして、国によって、高等教育(=大学)の学費が、無料のところがあれば(分かりやすい理由の例として「石油が出るため」)、米国のように、一般的に高いところもある。

中堅レベルの学力層の生徒を教えていて思うのが、皆がこぞってMARCH(つまり、明治、青山、立教、中央、法政)を志望するのに少々違和感を覚える。それぞれの大学にどのような特徴があって、なぜMやAやRを選ぶのか理解に苦しむことが多い。

米国には広く“大学”と呼ばれる教育機関がたくさんあるが、良い大学か、そうでないか、“偏差値”(実際には、そのような値を使わないが、competitivenessの度合いで比較される)が高いがそうでないかは、基本的に、学費と一致している

日本で名前だけでも知られている米国の私立大学は、1年間の学費が軒並み5万ドル以上である。円高で$1=80円という日本人にとっては有利な状況にあっても、単純に400万円の支出だ。しかも学費だけで、である。これに、寮やアパート代、その他諸々を加えると、少なくとも1月プラス1,000ドル強になる。大学に進学することは、日本人が日本の大学に進学する以上に、人生の一大イベントであり、大きな投資である。因みに、州立大学は、州内の学生であるか、否かで大きく違う。州内の生ならば、日頃から税金を納めている住民であるから、金額的にも“許せる”(?!)範囲であり、ミシガン大学やUCバークレーといった州立大も、日本の私大並みである。しかし、外国人を含めた州外の生徒は、学費が3倍だったりするので、有名私大ほどではないにせよ、その2/3程はかかる計算だ。喩が少々唐突だが、豪華なホテルは立地も良く、サービスも申し分ない。かつ、安全でもあって、一晩の宿泊費は高い。ビジネスホテルは、その反対だ(日本の場合、そもそも公共交通機関が発達しており、その上、比較的治安が良いので、多少当てはならない面もある。でも、センチュリーハイアットとビジネスホテルチェーンでは様々な部分で異なるのは言うに及ばない)。つまり、米国では大学も同じ発想である。よって、学費が高い大学に入るということは、将来的には、投資した額に見合っただけのリターンがあることが大前提である。

話は戻ってMARCH。日本も大学の学費がもっと違っても良いのではないか。この日本の「横並び主義」については、別な機会に述べたいと思うが、生徒がMARCHだったらどこでも良いというのは、私にとってはナンセンス。恐らくだが(ただし、そうなる可能性はほぼゼロであるが)、MやAは学費が年間300万、Cは法学部の法律学科は年間400万、その他は200万、…といった具合になると、現状の、“人気投票的”志望動向も変わってくるに違いない。
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