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理解、記憶の決め手は "physical" landscape

Scientific Americanの最新号(11月号)には、Why the Brain Prefers Paperと題して、なぜ電子書籍よりも従来からある紙の本が、文章の理解や記憶に優れているのかが述べられている。

単に好みとして、手軽さから電子書籍を好むとか、その逆に紙の本が好きというだけの話でないところが面白い。

英語の教師としては、電子辞書のメリットも知りながら、それでも中高生には紙辞書が教育上向いていると直感的に判断することを後押しする記事でもある

The human brain may perceive a text in its entirety as a kind of physical landscape. When we read, we construct a mental representation of the text that is likely similar to the mental maps we create of terrain and indoor spaces.

《大意》
人間の脳はテクスト全体を、一種の物理的な景観として認識しているのかも知れない。我々が文字を読むとき、地形や屋内空間を頭の中で地図にするのに恐らく似ていて、頭の中でテクストの描写を行っている。



(※ 第二文の中程にあるthat is …のthatはa mental representationを先行詞とする関係代名詞の節(形容詞節)。mental representationを動詞的に訳出した関係で、that節内のmetal mapsも動詞的に訳出せざるを得ず、その結果that以下が副詞節のようにまとめられている点に注意)

この記事の中の、紙の本の場合、見開きの左右(つまり、左ページ、右ページ)、またページの上下左右(つまり、四隅)、合計すると8か所が物理的な目印として一役買っているという指摘は、面白い。これは、電子書籍には無いもので(理屈の上では、四隅だけはあるが)、本のどの辺りにどんな話が出てきたのかを思い出すことができるのは、このためだという。

自分も、英和辞典で同じ体験がある。確かに、辞書のどこに単語が出ていたかまでが憶えられた時期があった。
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