「いまさら」のような気が… Less than 10 percent of all public schools in Japan held Saturday classes in fiscal 2012, according to the education ministry.最近の The Japan Times に出ていた記事。そもそも公立校では平成14年度から完全学校週5日制を実施しているのだから、「脱ゆとり」がさけばれているとは言え、全く驚きではない。(平成一一年三月二九日付け文初高第四五七号で通知したとおり、平成一四年四月一日から小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、盲学校、聾学校、養護学校及び幼稚園において、全ての土曜日を休業日とする完全学校週五日制が実施されます。ついては、左記の事項に留意し、完全学校週五日制が円滑に実施されるようお願いします。(http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/t20020304001/t20020304001.html))それどころか、実際には、学校独自の講座などを開講するなどして、正課ではないが、授業を行なっている例を多く知っているので、1割にも満たないのかと聞いて、意外な感じすらした。国際比較で学力低下が危惧されており、最近の指導要領改定では学習内容が増えているのは事実であるが、多くの私学に倣って公立校も土曜日も授業をするというのはいかがなものか。特に、学年が上がるにしたがい、授業時間が増えても学力が向上するとは限らない。また、教師が授業をするのに十分な時間が確保できていない現実に鑑みると、授業の質を向上させるための施策を考えたほうが良いように思う。また、ひとクラスあたりの生徒の数も欧米に比べると圧倒的に多い。予備校ではひとクラスに大勢の生徒がいるという反論も出て来ようが、予備校にくる“目的集団”と、“義務で学校に通わなければならない“生徒一般”を同列に議論することにも無理があるように思うが。 スポンサーサイト ▲PageTop