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sensitivities

TPPの交渉参加をめぐる、安倍首相とオバマ大統領とのやり取りで、以下のようなやりとりがあったとされている。

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Recognizing that both countries have bilateral trade sensitivities, such as certain agricultural products for Japan and certain manufactured products for the United States, the two Governments confirm that, as the final outcome will be determined during the negotiations, it is not required to make a prior commitment to unilaterally eliminate all tariffs upon joining the TPP negotiations.

日本には一定の農産品、米国には一定の工業製品というように、両国ともに2国間貿易上の微妙な点が存在することを認識しつつ、両政府は、最終的な結果は交渉の中で決まっていくものであることから、TPP交渉参加に際し、一方的に全ての関税撤廃をあらかじめ約束するよう求められるものではないことを確認する。

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日本国内の報道では、「例外品目」という言葉をよく用いるが、英語では“[trade] sensitivities”から来るものと思われる。英文に対する日本語訳は「[貿易上の]微妙な点」とある。いま一つ分かりにくい。

英英辞典で、ビジネスや法律関係の分野で使われるsensitivityという語を引いてみても、「例外品目」に相当する定義はない。

本来、抽象概念のsensitivityが可算化すると、文字通り「微妙な部分、慎重にならざる得ない部分」となるので、それからの意訳で「例外品目」となるようだ。

因みに、英文の構造でいうと主節はthe two Governments以下であるから、文法上Recognizingの分詞構文の副詞句は文字通り“前振り”(付けたし)であるが、安倍首相は、分詞構文の方の内容に重点を置き(つまり、「~2国間貿易上の微妙な点が存在すること[=例外品目があることを]を認識した(マル)」)と会見で話していたところに、一抹の不安を感じる。
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