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For one thing

「理由」を挙げる表現に、For one thing があるが、学生の答案を添削していて、いつも引っかかる時がある。One reason for this is that ... なら自然な場合に、である。英和辞典にも、このこと関する記述がないように思われる。

このブログをお読みの方は、どうお考えになるか。夕方までに、For one thing の不自然さを書いてみようと思う(乞うご期待!)。

                    * * *

約12時間経過。とっくに夕方を過ぎたが、仕事が一段落。再開したい。

例えば、

文学、歴史、哲学の中で、どの科目が最も自分の将来に役立つと思うか。

に対して、自分の意見を英語で述べたとする。

Philosophy is more useful than literature or history. For one thing, philosophy improves your ability to think logically, as philosophy is based on logical reasoning. For another thing, ...

英語自体の間違い無いが、For one thing のつながりが、不自然に感じる(実は、for one thing について、だいぶ考えてきたので、次第に“許せる”ようにも思えてきた怖っ)。

ネイティブスピーカーに先日訊ねたところ、「For one thing を使ったら、その後は言わない」と言うのである。エッ?

ウィズダムには

for one thing …, (for another (thing) … )《くだけて》1つには…だ(もうひとつには…だ)(理由の説明に用いる)

とある。

そこで、いろいろ訊いて回ったところ、次第に分ってきた。

for one thing は「(いくつかあるが)大事な理由を1つ挙げるとすれば」というニュアンス。

だから、もともと列挙するつもりはない。敢えて、続けるならfor another となるが、書き言葉なら最初から、「理由は全部で○個。1つ目は…、2つ目は~」となる。ウィズダムの《くだけて》が、当てはまると言えば、当てはまる。

そんなわけで、結論。

★ for one thingの後は、いくつも理由を列挙しない。
★ 仮に「列挙」される理由があるとしたら、“重要度に差がある”か、あるいは、話し手の意識の中に、“付け足しの気持ちがある。

我が職場のネイティブスピーカーの最初の発言「For one thingを使ったら、その後は言わない」が正確な説明だったことにびっくり(いや、彼はインフォーマントとしては相当信頼を置けるので、“さすが”と言うべきかも知れない)。


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