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舌足らずな説明

12月24日付の朝日新聞で特集された「ひらく日本の大学」という記事の中で、「成績の数値化」について述べられていた。某大学の副学長の言葉を借りると「『打率』重視の方式導入」というこの数値化。いわゆるGPA(グレード・ポイント・アベレージ)である。

かつては、大学の授業で「不可」を取れば、それは認定されなかっただけであるが、GPAを導入すると、不可は0点で記録が残るので、「平均値」が下がることになる。それというのも、履修登録した単位数の合計で割られるからである。

「優、良、可、不可」はそれぞれ、A、B、C、Fとし、それぞれ4点、3点、2点、0点の点数が付くとする。

◎GPA導入前
優、良、不可、不可、可 ⇒ 9点

仮にすべての科目が1単位とすると、合計3単位を取得したことになるので、
9÷3=3
GPA=3.00 (※ 本当はGPAとは呼べない)

◎GPA導入後
優、良、不可、不可、可 ⇒ 9点
仮にすべての科目が1単位として、履修登録した単位数の合計は5単位なので、

9÷5=1.8
GPA=1.80

新聞の記事を短くまとめると以上のようになる。この記事から一般読者が学べることが1つあるが、それと同時に1つ誤解を与える(書いている人たちは正しく理解していると信じたいが)ようにも思えた。

【学べる点】
不可だったり履修を途中で止めた場合でも、ノーカウントにならず、数値として記録が残るということ。

【誤解を与えかねない点】
記事では、仮にすべての科目が1単位としたが、単位によって軽重が無いかのような算出方法を提示している点である。GPAのGP、つまりグレード・ポイントは「“優、良、可、不可(=A、B、C、F)”×単位数」であることを定義し、この数字が分子に来て、それを履修登録した単位数の合計で除する、といように説明する必要があったのではないか。「すべての科目が1単位として」との断わりがあっても、そのようなケースはまれである。例を示すにしても、実際には以下のようにすべきではないか。

「優、良、不可、不可、可」が付いた科目がそれぞれ「1単位、4単位、2単位、4単位、4単位」の科目だったとする。

(4点×1単位+3点×4単位+0点×2単位+0点×4単位+2点×4単位)÷15単位=24÷15=1.6

よって、GPA=1.60

「すべての科目が1単位として」との断わりがあるも、正に「分子」の出す際に単位の重みが加わる点(例えば、4単位の科目で「優」なのと、1単位の科目で「優」なのは、GPが異なる)で、高校までの「評点平均値」と違うということを示さなければ、GPAのシステムを正確に説明したとは言えないと考える。
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