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答は直ぐ出るものの…

下線部(a)〜(d)には,文法・語法・内容などの誤りを含むものが1つあります。その記号をマークしなさい。(2011 中央大学 2/11,センター併用方式・一般(3・4教科型) 法)

He warned (a)of making people slaves of ‘possession’ (b)with no other horizon (c)than the continual replacement of the things already owned with (d)others things still better.

10題あったうち、他はまともだったが、この問題は受験生には酷な気がした。時々、問は10題でも、話が1つ続きのものだったりすることがある。しかし、この大問では1〜10まで別個のものである。私が気になったのは、2点。

(1) 前後の文脈がなく、意味が今一つ判然としない点。horizonが少々唐突な感じがする。
(2) with A+Bの構文(いわゆる「付帯状況のwithに続くN+形容詞相当語句」)では、withの前のコンマは「必須」ではないが、この英文においてはコンマがないので著しく読みづらくなっている点。

以上の2点である。実際、原典は何かと調べたところ、それらしい英文が出てきた(以下)

This superdevelopment, which consists in an excessive availability of every kind of material goods for the benefit of certain social groups, easily makes people slaves of "possession" and of immediate gratification, with no other horizon than the multiplication or continual replacement of the things already owned with others still better. This is the so-called civilization of "consumption" or "consumerism", which involves so much "throwing-away" and "waste". An object already owned but now superseded by something better is discarded, with no thought of its possible lasting value in itself, nor of some other human being who is poorer."

この英文とて、ほんのひと段落を抜粋したものであり、物質文明、消費主義を非難したものであることは分かっても、これが宗教上の戒めとして使われた一節であるらしいことは知る由もない。さて、やはりこちらの英文ではwithの前にコンマが置かれている。これならば読む上で支障はない。

不幸中の幸いというか、今回の問題ではothers thingsというところが際立って変なので、正解を選ぶだけなら無理ではないが、日頃、授業では、「正誤問題(「文法・語法」の領域)であっても“精読”ができれば、説明のつかない箇所が見つかり、そこが間違えの箇所である」と言っており、others thingsは「目の検査」レベルではじくことができるとは言え、上記(1) (2)の理由から、モノ申させて頂いた。

このブログをお読みの英語ができる方は、中大の二行少々の英文がスッと頭に入って来られただろうか。
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Comment

道場主 says... "筋の悪い問題"
 このような簡単な誤りを問うためにこれだけ難解な英文を用いるとは、バランスが悪すぎる。これは、「あまりにも筋の悪い問題」と言わざるを得ない。
2011.12.23 07:54 | URL | #- [edit]

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