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「失言」をしてgaffeんと言わされる

数日前の産経新聞に、立命館大学客員教授 宮家氏という人の「たかが失言、されど失言」という寄稿があった。これによると、日本では過去5年間で8人の閣僚が「失言」(gaffe)によって辞任に追い込まれているという。

時として、マスコミの「言葉狩り」とも言えそうな、前後の文脈ぶった切り(無視)の取り上げぶりには、首をかしげたくなる。July 30, 2011のブログでも記した通り、M氏(元 復興担当大臣)のような、失言ではなく、恫喝・暴言の類は許されるものでないが、軽率な言葉の選択とは言え、辞任までする必要があるのかと思うような例も過去にある(歴史認識に関してなど、政府の一員としては配慮が足りないと言われるようなことでも、史実として間違っているかと問われれば、必ずしもその限りでない)。

ところで、宮家氏の記事で面白いのは、欧米でも「失言」による辞任は皆無でないが、日本ほど一般的でないという件。氏によれば、アメリカの場合、辞任の理由はほとんどの場合、「酒、女、金」だそうである。ブラジルでは、今年6月以降に5人もの閣僚が辞任しているそうだが、いずれも汚職や不正蓄財が原因だとか。「いかにも」という感じである。

「失言」による閣僚の辞任が、どちらかというと日本特有だとすれば、その理由は何であろうか。宮家氏は、政治家の質の問題、辞任を求める基準の厳しさ、等々を挙げているが、私は(自分も含め)日本人の多くが、ディベートができないからだと考える。ディベートを通じて、批判的思考訓練をすることによって、物事を多面的に捉えることが可能になる。英語にDon’t take it personal.という表現がある。日本人は相手を傷つけまいと、本音を言わず、直截的な表現を避けることが多い。それはそれで、日本文化の良いところかも知れないが、Don’t take it personal.の発想がないと、いきおい「アイツは思いやりがない」などと言われたりする。ディベート思考ができることによって、政治家の「失言」は、「単にレベルの低い話」「稚拙な日本語」と切って捨てられるように思うのだが、どうだろうか。
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