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be absorbed in=be lost in ?

取り敢えず、語彙・表現を増やすということを第一目標としたら、目くじらを立てる程のことでもないが、NTを使った小テスト(予め、範囲が決まったところから出題している)で以下の問題を出したところ、生徒が自分の書いた答(lost)も別解になるかと訊ねてきた。

Ichiro was so ( absorbed ) in the book that he didn’t hear the doorbell ring.

元は、abandoned、absorbed、irritated、obligedの選択肢が与えられていたものを、テストメーカーを使って用意した関係で、上記のような出題となった。これが入試問題だとしたら脇が甘いが、出題範囲も極めて限定的なので、absorbedが書ければそれでOKのつもりで出題した。

どうやら、NTの該当ページを見ると、be absorbed in Aで1問。直後に、be lost in Aで1問あったため、生徒は、lostを解答にしたようだ。

NTでは、be lost in A=lose oneself in A、be absorbed in Aとなっている。なるほど…。自分の感覚では、lose oneself in A(“没頭”の感じがある)はさておき、be absorbed in Aとイコールというのは、若干違和感を覚える(文法上は、lose oneself inの受身形がbe lost inであるのは確かだが)。

OALDでは、be lost inは以下の説明がある。
to be giving all your attention to something so that you do not notice what is happening around you: to be lost in thought

なお、be absorbed inは以下の通りである。
very interested in something/somebody so that you are not paying attention to anything else: She seemed totally absorbed in her book.

周囲に注意が向けられていない点では共通だが、abosorbedの方は「関心を持って、積極的に関わっている」感じが出ている。

LDCEでは、lost in thoughtというフレーズで紹介さているだけである。

CollinsのWordbanksOnlineで用例をチェックすると、be lost in …の例は多数あるが、ほとんどが「見失う、迷う」系、「負ける」系の用例である。

英和辞典を見ても、be lost inの例文には、たいていthoughtが来るものが出ており、be absorbed inと同じと言うのは正確でないように思われる。

生徒は、翻訳家になるための勉強をしているのではないから、いろいろ表現を憶えた上で、いずれその微妙な差異について気付いたらそれで良いのだろうが、NTに出ている、解説とは到底呼べない「=」(イコール)の表記にちょっと噛みついてみたくなって書いてみた。
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