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本文の内容に「合っている、間違っている、判断できない」で困っています

頻度からすると低いが、入試問題や何がしかテストで、読解の内容真偽の問題を三択で問われることがある。つまり、本文の内容に「合っていれば?、間違っていれば?、判断できなければ?」のようにである。

基本的にこのタイプの出題は一般的でないと思う。問題を作る側も、十分に推敲する中で、?でも?でも良いのではないかと、「正に、判断できない」状況になりかねない。

私にとって一番記憶に残っているのは、'99年頃に慶応-法で出された、エルニーニョとラニーニャの話について、最後に内容真偽としてa〜jの10の選択肢をそれぞれ判断するというものである。

ところで、法律の世界では、一見すると常に白黒はっきりした結論が裁判所で出されるように思われるが、その内容をよく読んだり聞いたりすると、例えば刑事裁判で「被告××を有罪と判断するだけの十分な証拠がない」から“無罪”という判決が出ることがある。

単純に考えると、有罪・無罪の2つに1つという世界であるはずのように思われるが、地裁と高裁で判断が分かれることがあるくらいだから、グレーゾーンがあって不思議はない。それからすると、慶応-法の出題も、これから法律を学ぼうとする学生に課す問題としては“アリ”かも知れない。

さらに言うと、記憶が正しければ、この慶応の問題の解答の1つが、旺文社の「入試問題正解」と、今は無くなった研究社の「入試問題の徹底的研究」とで異なっていた。それ程に?と?で区別が付けにくい問題だったので、受験生にとっては少々気の毒だ。

さて、なぜこの「合っている、間違っている、判断できない」を取り上げたかと言うと、今日の講習の読解問題で、「内容に一致するものは(ア)、矛盾するものは(イ)、関係のないものには(ウ)」と解答する10の選択肢があり、不覚にも手元の答と、自分の解答と合わないものが1つあるからである。選択肢ならまだしも、本文を全部載せても、ブログを読む人には苦痛かもしれないので、敢えて割愛しポイントだけ紹介する。

《選択肢》
Americans people are very sincere when direct eye contact with the person they are speaking to is maintained, and insincere when it is not.

とあり、模範解答では(ア)となっている(以前、私が作ったのだが、何かを参考にしているはずなので、この解答の確度は一応高い)。他方、それに相当しそうな箇所を本文で探すと、

《本文》
Americans, on the other hand, consider strong eye contact to be equal to sincerity. If the other party fails to give sufficient eye contact — during negotiations for example — the American gets the feeling that the other person is being double-minded and insincere.

sincere云々の記述はここしかないので、この箇所と選択肢を比べると、選択肢は「アメリカ人が、〜の時、誠実である」と読めるのに、本文は「アイコンタクトをしっかりすることが誠実であると考える」と読めるので、(イ)の矛盾するより(ウ)の関係のないもの、との判断が適切と思われるが、手元の解答ではそのどちらでもなく、(ア)となっている。この扱いについて、どうするか、授業までまだ数時間あるので、考えてみようと思う。
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