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なぜこの英文?

早稲田(国際教養)の2番は Coraline という小説の一節から。 著者は Neil Gaiman。

ホラー/サスペンス」に分類されており、いくつもの賞をとった作品。ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』の現代版とも喩えられているらしい。

英文は読みやすいが、入試なので当然ながら小説の一部しか取り上げられておらず、中途半端な感覚をぬぐえない。映画化もされたほど話題となった作品らしいが、なぜこれを入試に使わなければならないのか不明でならない。
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無理な注文

高3のみを担当すると、この時期は授業がないので、生徒の個別指導をしたり、入試問題に目を通すことが多い。

先日、入試問題との比較でTOEICについて触れたが、それはTOEICの問題にケチを付けているわけではない。むしろ、最難関私大を中心に課される長文問題について疑問を呈するものである。

さすがに原文通りは無理ということでリライトされていることもあるが、内容的には英語ネイティブの高校生が読んでも知的に同レベルのものが、しかもかなりの分量で出題されるというのは、高校の英語教育の現状からは相当乖離している

将来、役人や研究者になるのに求められるレベルの英語力が必要となる生徒もいるが、一般の仕事で必要となる場面があるケースでも、最難関私大の入試で読まされるような英語は必要ない。

その上、大学の英語の授業が、入試で読んだ英文よりも易しい珍しくないことに鑑みると、一部の入試は、その試験としての妥当性が問われてしかたあるまい。

一例として、慶応(経済)の問題など、英文自体の読みづらさはなく設問も素直だが、内容をしっかり理解しながら読んでいくのは、制限時間を考えると無理ではなかろうか

速読するのが良い? 入試で課されるような英文は、そもそも急いで読んで済ませるような英文なのだろうか。センター試験の図表読解や広告から情報を拾うのとはわけが違う。
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cannot agree with this question

過日の入試、慶応(法)の問題から。

Q: One of the choices below is not correct in English.

(a) I agreed to John's request.
(b) I agreed to disagree with John.
(c) I agreed to John's conditions.
(d) I agreed to honor John's wishes.
(e) I agreed to John's theory.


agree to の後で、{要求、条件、etc.}」は正しいが、{理論、話、etc.}は正しくない。

理屈は、{要求、条件、etc.}は、何らかの『行動』が予期されるが、{理論、話、etc.}はそのようなことにならない、ということ。

ただし、受験生には酷な気がする。(e)はtoをwithにすれば正しくなるが、agree to THEORYもネット上にはたくさんある。しかも、学術的な文章の中で使われている例も少なからずある。この問題には疑問を感じる。
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がんばって!

国公立二次試験 初日

緊張してきたら、それは本気モードである証拠。日頃はいくら集中をしていると言っても、本番で問題を解くのとはわけが違う。

本番で緊張感がある中だからこそ、思わぬ力が発揮できる場合もあると思う。

武者震い:(戦う前など)興奮してからだが震えること。(≒ tremble with excitement)

Fight a good fight!
※ sing a songと同じく、二つ目のfightは同族目的語
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TOEIC(リスニング&リーディング)

ものすごく久しぶりにTOEIC(リスニング&リーディング)の問題を解いてみた。リーディング部門は75分で100問。文法・語法の問題もあるが、メインはリーディングである。

このところ、入試を突破した大学生がTOEICで点数を取ることに必死になっているらしく、また大学もその指導に力を入れている。時間的制約が大きな課題とは言え、あのレベルの問題なら120分もあれば、一定レベルの学生なら満点が取れるのではないかと思う(早慶レベルの長文が読めて〔実際はどうか怪しいが…〕入学した者ならば、そうでなくてはウソになるだろう)。

目指す英語のスキルとしては悪くないが、TOEICばかりを目標にした英語教育がなされているとしたら、少々考えもののように思う。

なお、リスニングは「一回読み」であるため、大学生でも難しいと感じる生徒はいるだろう。実際にコミュニケーションでは、基本的に二回言われないのだから、個人的に「一回読み」には大賛成である。
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やっちまった…

某英語試験の会話テストを担当するために試験会場に向かったが、恥ずかしいことに会場を間違えてしまった。通常は、都内の専門学校が会場となるが、この日ばかりは高校を会場としていた。

よくよく考えると、例年、この回のテストだけイレギュラーで、東京タワーの麓の高校を会場としているが、慣れが油断を生んでしまった。日頃、生徒に試験会場を間違えるなと言っているだけに、恥ずかしい限り。

幸い、余裕を持って自宅を出ていたのと、正しい会場まではさほど遠くは無かったので、誰かに迷惑を掛けるほどではなかったが、ルーチーン(routine)になっていると思わぬミスをしかねないと痛感した。
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beaming

次は、今日のThe Japan NewsにあったTears of triumph: Asada achieves bestの記事から。

Despite not winning a medal, Asada was beaming more than anyone, with a smile in tears.
(メダルは逃したが、浅田は涙交じりの笑顔で、誰よりも笑みがあふれていた)


《注》
beam: to smile with obvious pleasure:
e.g. His face beamed as if he’d won a gold medal at the Olympics.

今回の浅田選手の演技から、人の心が動くのは、必ずしもメダルの色でないことを、多くの人が知ったのではないだろうか。
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「テーブルの方向が変えられる」とは…

ネット上にあった、人生相談コーナーにあった英語。

《状況》
チャラ男が自分だけでなく、自分の女友だちともイチャイチャしている。その女友だちも満更でもでもなさそうだが…。

Tell your friend to back off if she doesn't like him, because you do. Ask how she would feel if the tables were turned
.
(もしあなたの女友だちがその男を好きなのでなければ、離れるように言いなさい。もし立場が逆だったらどう思うか訊いてみたらいい)

turn the tables ⇒ 形勢を一変させる、立場を逆にする

「定型表現」だが、the tablesを主語にして受け身をすることが可能。「ちゃぶ台返しをされたらば」と訳すと面白いが、もちろん誤訳になる。
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what+形容詞+名詞

今月上旬にあった高2生向け難関模試にあった問題。

I even spent the rest of the day thinking about what few clothes I had, trying to decide what to wear to the party.

筆者の心理として最も適切なものを次のうちから一つ選び、その記号を記せ。


(ア)
自分がパーティー用の洋服をほとんど持っていないことに思い当たって、何を着ていくべきかと心配している。
(イ)
自分が持っている洋服はわずかなのに、パーティーに着ていくにはどんな洋服がいいかと考えあぐねている。
(ウ)
自分が持っている洋服がいかに少ないかに気がついて、パーティーに着ていくべき洋服がないとがっかりしている。
(エ)
自分が持っているわずかではあるがありったけの洋服を思い浮かべて、パーティーに何を着ていこうかと浮かれている。

what few clothes の what は

① 節をまとめ(what ~ I had)aboutの目的語になっている
② I hadの目的語となっている

という点では関係代名詞の what と同じだが、[few] clothesという名詞を修飾をするので形容詞である。

つまり、この what は例の「関係形容詞」と呼ばれるもの。

what few clothes I had は all the few clothes that I hadとほぼ同じ。fewの有無に関係なく、たくさんあるイメージは無い点に注意。

(ア)
「自分がパーティー用の洋服」
⇒ 早合点すると選んでしまいそうだが、パーティー用の服について言っているのではない。
(イ)
⇒ OK
(ウ)
⇒ 前後の文脈も考慮する必要があるが、それでも「パーティーに着ていくべき洋服がないとがっかりしている」とまでは述べていない。
(エ)
⇒「浮かれている」は明らかに違う。

「筆者の心情…」とはあるが、正しく読めていれば、下線部和訳よりも簡単に解答がでるところだが、意外と間違った選択肢を掴まされやすい。



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付加+省略

TIME誌の最新号に、The School That Will Get You a Jobという記事が出ている。そこでは、現在の高等学校の教育だけでは(つまり、高卒の資格だけでは)、仕事に就けないという現状に対する様々な取り組みが紹介されている。

その中の英文で、次のようなものがあった。

《英文》
Evidence suggests that expanding education beyond 12th grade can be powerful. A four-year high school degree these days guarantees only a $15-an-hour future, if that.

一瞬、英語が抜け落ちてしまったのではないかとさえ思われるif thatの箇所。

if that = [even] if that [guarantees a $15-an-hour future]

《訳例》
教育を高校より先にまで拡げることは、効果がある可能性を証拠は暗示している。*四年間の高校資格は、時給15ドルの将来しか保証しない(保証があったとしても)。

(注)
*四年間の高校資格 → 日本の「6-3-3」制に対する、アメリカの「8-4」制のこと。つまり、日本の中学3年生は、アメリカの高校1年生に相当する(但し、州、地域によって異なる)。
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balcony? veranda?

先日、リビングのテレビが付いており、クイズ番組でバルコニーベランダの違いは何か」という問いが出されていた。

英和辞典を引くと、次のように出ている。

balcony:バルコニー
veranda:(屋根付きの)ベランダ、ポーチ


「屋根の有無」が違いとなるが、カタカナを用い、日本にある建造物を考える限りは、いまひとつピンと来ない。

英英辞典を引くと、次のように出ている。

balcony:an elevated platform projecting from the outer wall of a building, surrounded with a railing or low restraining wall.
(建物の外壁から突き出た高くなった足場で、手すりや低い壁で囲まれたもの)

veranda:a large porch attached to a house, usu. roofed, often partially enclosed, and used esp. for social activities.
(家に付属する大型のポーチで、普通、屋根があり、部分的に閉じられていることが多く、特に他人との付き合いの目的で使われるもの)


英英辞典の方が、詳しいが、それでも写真やイラストが入っているものを見た方が断然分かりやすい

また、個人でもその使い方に差があるらしい(日本でも地域によって、呼び方が変わるのと同じこと)から厄介だ。

クイズ番組での答えは聞かなかったが、おそらく「屋根の有無」が違いとなったのだろうと推測する。
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オリンピック中継を観て思ったこと

オリンピックでの金メダル獲得はもっとも輝かしい結果に違いない。しかし、二位の銀メダルはもちろん、惜しくもメダルを逃してた場合でも、オリンピックの舞台に立つこと自体、並大抵の努力では叶わないことに鑑みれば、いくら賞賛してもし過ぎることはない。

41歳で銅メダルと獲ったスキージャンプの葛西選手*は、次はを目指すらしい。試合はオリンピックだけではないとは言え、数十秒のために四年間の努力を続けるモチベーションは想像を超えるほど高いはずだ。

どうしても、結果が上(良い方)ばかりに注目が行くオリンピックだが、本人や周囲の期待通りの結果を出せなかった選手でも(というか、選手こそ、彼らの表情や言葉の裏には、この日まで積み重ねてきた超人的なまでの努力が垣間見られ、心が揺さぶられる。


葛西選手*: 「レジェンド」(伝説)とのニックネームがあるらしい。カタカナでは「ジェ」辺りが強く読まれるが、英語のlegend は第一音節にアクセントがある。
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雪が降れば…

北米の先月、また今月の大寒波による多大な経済的損失がメディアで取り上げられていた。日本でも、8日、そして14日の大雪は経済的には大きな損失に思える。不謹慎なので大きな声では言えないだろうが、「儲かった」などという商売はあるのだろうか。

It's an ill wind that blows nobody any good.
「だれの得にもならない風は吹かない」「風が吹けば桶屋が儲かる」


のように訳される。

「雪が降れば…」の図式が成り立つ業種? スキー場は大雪だと、かえって客のアクセス悪くなり、人が減る。雪が必要なのはゲレンデであって、途中の道には雪など無い方がよいらしい。

ところで、上記英文は「ことわざ」として使われており、blow はこの英文でのみ第4文型で使われる。
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今年の“収穫”は、義理チョコ一欠片と飴玉一つ

某予備校主催の研修(表向きは「研修」ではあるが、真の開催理由は「この春から生徒をよこして欲しい」という宣伝であると思う)が昨日あり、池袋まで行ってきた。

雪が降る中、開始15時に合わせて時間に余裕を持って行った。帰りは、始発駅で運よく急行に乗ることができ、また最寄駅まで来ると、既にバスが待ってくれていたので、これに乗車。靴下が濡れることもなく帰宅ができたので幸いだった。

昨日はバレンタインデーだったが。そんなことを気付かせないほど我が家は普段どおりで、ちょっと寂しい気もした。昔は…。

昔で言えば、共学で教えていた頃は、生徒たちからも手作りのクッキーやチョコレートがもらえる良い時代があった。

今思うと、昨日行った予備校で、机の上に置いて頂いていた「チョコ一欠片と飴玉一個」は予備校からのバレンタインのプレゼントとも取れる。

(チョコレートを男性が貰うのは日本ならではであって、本来、西欧ではバレンタインデーには男性が花を送ったり、お互いにプレゼントをしたりするのが普通)

ところで、好きでもない人にチョコレートをプレゼントするのは、ある意味日本的な気がする。そもそもバレンタインデー → チョコレート」という図式がないところでは、「義理チョコ」は、詳しい説明がないと分かって貰えそうにないが、diplomacy (diplomatic) chocolateなど言うと、日本にいる英米人には通じるようだ。

建前(表向き)、本音(真の開催理由)、義理」と、日本らしい一日だった。
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出た…モア+比較級/最上級

かつて、「次回の映画は『モア・ベター』」が決り文句の、お茶目な有名な女性映画評論家(=小森のおばちゃま)がいた。40歳以下の人には分からないかも知れない…。

日本人が英語を話すときに、つい比較級を“気前よく”使い、「more+~-er」としてしまうことがある(×more harder → ○harder)。more betterもその一例。受験生の間違いとしては“取り締まり”対象だが、気持ちは分からないでもない。

冬季オリンピックのフィギュアスケート男子で、3桁の得点を叩き出した羽生選手が、次回のフリーでは『モア・ベスト』とインタビューに答えていたので、小森のおばちゃまの『モア・ベター』が思い出された。

日本語:モア・ベスト
英語:the very best


最上級の強調には、このようにbestを使うか、muchやby farを使う(bestの場合は、theの後に置かれる点が注意)。

理屈だけで考えると、おかしな気がしないでもないが、最上級では、one of the best playersのように使うことは普通に見られ、the best playersとなっても、「(唯一)一番、一位」とならないことも珍しくない

bestに関してもう一つ。

「親友」や「最も仲の良い友達」に当たる英語はbest friendだが、ネイティブスピーカーの英語を聞いていると、強意で、best best friendという言い方があることに気づく。これなどは、「親友の中の親友」という意味で使っている。
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学習者向け英字新聞

学習者向けの英字新聞が何種類かあるが、普段はThe Japan Timesの学生版である、STに目を通すことが多い。

しかし、先日、コンビニのレジ付近で偶然 Asahi Weekly が置いてあったので、手にとって読んでみたところなかなか良かったので、今後、定期購読することに決めた。

理由の1つは子どものためにだが、もう1つは、学習者向けに、記事の丁寧な解説や、語法解説コーナー、それに連載のエッセイなどもあって、単に英字新聞を読むのとは違った読み方ができそうな気がするからである。

語注などが付いてなくとも不自由は無いが、しかし、語注が付くレベルの語句を自分が完璧に使えるレベルになっているかというとそうではない。

期待通り、ネットからは音声のストリーミングができるそうで、生徒向けの教材としても活躍するかも知れない。
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品の良い話でないが

オバマ大統領(民主党)が導入した「医療保険改革制度」を、この制度に反対する勢力の人たちは「オバマケア」などと言って揶揄することがある。

共和党の国会議員の中には「Socialism Makes Me Sick.(社会主義には反吐が出る)」というメッセージをプリントした Obama barf bags と呼ばれる手提げカバンを配り、ネガティブキャンペーンを張っている人もいるらしい。(TIME誌 February 10)

そこで、昨日の「飛行機で飲みすぎてもどしそうになった」という話に関連するが(品の良い話ではなくて申し訳ない)…、

上記のbarfは「(名)吐き気、むかつき、(動)吐く、吐き気をもよおす」の意味。

辞書で調べると、vomit、puke、throw upは「実際に”吐く」だが、barfは「吐き気をもよおす」の意味で使うことがあり、“実際に”吐くことかどうかは分からない。

そこで思い出すのが、drownという語。drownは他動詞「を溺れ死なせる」、自動詞「溺れ死ぬ」とあり、単に日本語の「溺れる」ではすまない。

かつて、海水を飲んで、大変な目にあったが、その日に“I was downed.”と友人に言ったところ、“But you’re alive.”と言われたことがある。
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飛行機を着陸させた困った人

「NY行きの全日空機、邦人男性暴れ緊急着陸」(2月11日)

酔っ払いには比較的寛容な日本。アメリカでは公共の場所で飲酒をすることは原則禁止で、酔っ払ってフラフラしていること(=public intoxication)自体が違法という場所が多々ある。

カリフォルニア州のビーチでは、酒はおろか、食べ物持ち込み禁止というところが普通。日本と比べると、至って健全(?!)である(日本では、河川敷でのバーベキューでマナー違反の人が問題となっているケースあり)。

件の男性にはどんなお仕置があるのか分からないが、刑法上の罰のみならず、金銭的な罰も受けること間違いなさそうである。

一度だけ飲み過ぎて、化粧室でもどしたことがあるが(気圧やその日の体調も関係していたと思う)、人に迷惑を掛けることはしたことはない(←当たり前か…)。Martell(コニャック名)のVSOPを気前良く注いでくれていた昔が懐かしい。因みに、以前は、タバコが吸える喫煙席もあったが、今の若い人には信じられない話だろう。


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「自転車操業」?

Kerry’s bicycle diplomacy

という見出しの記事がワシントンポスト紙に出ていた。

bicycleといっても、「自転車に乗って」ではなさそうだし、「自転車操業」でbicycle は、かなり怪しい。

「自転車操業」を和英辞典で調べると、次のような英文が出ている。

It seems like the company is barely getting by.
(あの会社は自転車操業のようだ)


辛うじて体制を保っている様子が伝わる英文である。

「自転車操業」を広辞苑で調べると、

操業を停止すれば倒産するほかない企業が、赤字を承知で操業を続けていく状態。自転車が走っている限り倒れないことにたとえる

と出ている。

日本語の『自転車操業』は、商売が辛うじて維持されている状態を言う。タイトルに続く英文から、Kerry’s bicycle diplomacyは、商売とは直接関係ないものの、根底では不安定な状態をさしており、共通部分があるところが面白い。

Peace negotiations, a wise U.S. diplomat once said, are like riding a bicycle: No matter how slow you’re moving, it’s best to keep going—because if you try to stand still, you’ll fall.
(ある賢いアメリカ人外交官がかつて述べたことだが、和平交渉とは、自転車にまたがるようなものだ。どんなにゆっくりとしたものでも、進み続けるのが最善だ。なぜならば、止まろうとすると、倒れるからである)
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プロの仕事

昨日は大雪のため、学校は1限(漢字検定のある人は検定終了後、下校)で切り上げられ、生徒は早々に下校することとなった。

学校が休校になるのは、登校するのに不便で可哀相だからということも多少あるかも知れないが、交通機関が止まると帰宅できなくなり無事に家に帰すことができなくなるからである。

生徒を預かる学校だからそのような配慮があるわけで、大雪だからという理由のみで遅刻や欠席が当然に認められるならば、雪国の人たちは冬の数ヶ月は自宅待機をしなければなるまい。

この週末は東京の人気私大の入試が目白押しだが、受験生は当然のことながら時間に余裕をもって試験会場に向かうことが重要で、遅れずに受験に行くところから試験が始まっていると言ってもよいのでなかろうか。

地震のように起こるまで分からない自然事象と比べれば、荒天の場合、普段と勝手は違っても、ある程度対応は可能である。

昔、通訳ガイドの予備校で教えていたときにも大雪の日があったが、授業は予定通り行われた。電車が止まり、多くの受講生が来れなければ話は別だが、授業に来れている人がいるのに、一部の来れない人に配慮して(来れない理由も天候によるものか不明なのに)休講にするのは、既に集まっている受講生に申し訳ないとも考えることもできる

ところで、今朝は我が家で取っている新聞二紙(配達する販売店も)が普段どおりに届けられていたことに驚く。こんな日ぐらい、遅れても不思議ではない…。が、プロの仕事はとはこういうもの、ということがよく分かるとともに、頭の下がる思いだ。
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雪の日に思う

「東京では20年ぶりの大雪となった」というときの「~ぶり」を英語では、

the first time in ~
after the interval of ~


で表現することがある。

よって、「20年ぶりに(の)」は、the first time in 20 years/after the interval of 20 yearsとなる。ついでを言うと、the first time は一見すると名詞に見えるが(というか、名詞だが)、全体として副詞的に使われる。「時」を表す表現では、元来名詞であっても副詞的働く場合が少なくない。

after 20 yearsのように書く生徒が少なくないが、これでは「起算点」が明確でないので、余程の文脈がない限り「~ぶり」の意味を表さない。

ところで、人が亡くなって2年目のことを日本語では「三回忌」という。なぜなら、亡くなった年を1とカウントするからである。ただし、 亡くなって一年後を「一周忌」と言う点が紛らわしい。

よって、「忌」を英語で表すとthe second anniversary of one’s deathとなる。
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~力

Yomiuri Online(読売新聞の電子版)の英語版には「コレって英語で?」というコラムがあり、なかなか面白い。大学受験生にはもちろん、英語教師でも日頃から使っていないと、ありふれた英語でも咄嗟に出てこないものが少なくない。

最近、「~力」という、「名詞+『力』」の組み合わせで新しい言葉をよく耳にする。

「気力」「学力」「体力」などは以前からあるものだが、「患者力」「女子力」などは比較的あたらしい。“the way 「名詞」 should be”、“what 「名詞」 is expected of”の意味が込められているようだ。

最近のYomiuri Online(紙媒体ではThe Japan News)では、「女子力」が英訳されていたが、それによると一語でfemininityが「女子」に相当するらしい(cf. feminine:〔形〕「女性らしい」)。

ところで、最近では一般紙で、英語の表現を紹介するコラムを目にすることが多い。以前から読売の夕刊にはあったが、日経、産経にも見られる。また、社会人向けを意識してか、時事的な英語が取り上げられることが多く、大学受験生には少々馴染みの薄いものと言える。
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まず取り掛かる

昨日、某教育業界の方に中学校3年生向けに「学習講演」をして頂いた。中学3年と言えば、普通なら(?!)この時期まさに受験真っ只中だが、私の勤める学校では中高一貫であるため、一足早く高校生並みの進路意識を持ってもらおうということからこのような講演会が開かれた。

勉強の習慣が身についていない人/集中力をアップさせたい人へのアドバイスとして、

・とにかく机に座る
・やりやすい科目・内容からやる
・20分はとにかく我慢
・机に勉強以外のものを置かない


が紹介された。

とても具体的で実行しやすいアドバイスである。今回は「20分」という数字が挙げられたが、他所では10分という話も聞いたことがある。肝心なのは、まず取り掛かる」ということだろう。

集中を妨げる一つの要因が、スマホ(携帯電話)らしい。勉強を始めたかと思うと、「メールの着信音」では確かに気が散ってしまう。携帯を持たなくても妙な不安感など一切ない私には容易いことだが、今の生徒にはその辺りの切り替えが難しいらしい。

英語で生徒に“発破をかける”とするならば、Don't procrastinate! や、There's no better time than now! となる。これらは例の「今でしょ」という言葉に相当する。
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昨日の続き

Spring starts on February 4 in the lunar calendar.
(春は旧暦では2月4日に始まる)


lunar calendarの反対語は Gregorian calendar(グレゴリオ暦)、もしくは単にWestern calendar(西暦)という。

ところで、2014年は日本の元号で表すと平成26年になるが、これがイスラム教の国となると話は別で、イスラム暦(Islamic calendar1435年となるらしく、また、今日は2月5日である必然性はなく、4月4日だという。
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節分

節分」とは、文字通り「季節を分ける」ということだが、通常「立春」(=2月4日ごろ?)の前日を指すとされている。

「豆まき」はてっきりbean-throwingと表現するものと思っていたが、和英辞典(ウィズダム)には、bean-scattering ceremonyという言葉が出ている。ボールを投げるかのように的を目がけというよりは、豆が散らばるイメージなので、確かにscatterを使うのが適当だ。

また、

On February 3rd, the eve of the first day of spring, people in Japan scatter roasted soybeans inside and outside their homes, shouting “Fortune in, devils out.”

という説明がウィズダムにある。

昼間にイベントとして行われることもあろうが、上の英文の通り、確かに家庭では「豆まき」は「夜」にすることが多い。

因みに、我が家では片付けが面倒なため、一粒一粒、豆をthrowした。
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「~さん」ではなく、「~博士」が適切

理化学研究所の女性リーダーが率いるチームがSTAP細胞(万能細胞の1つ)を生み出すことに成功したとのことで、先日メディアで大きく取り上げられていた。

新聞、テレビでは、「割烹着姿…」や「リケジョ力だけでなく、女子力も高い」のように人物を評する言葉が並ぶが、これには違和感を覚えた人も多いのではないだろうか。

若い科学者」までは良いとしても、「割烹着」や「女子力」は今回の発見とは無関係で、せっかくの功労に水を差すように思わざるを得ない。

また、「人物重視のAO入試で理工学部に入学」とも出ていたが、「AO=人物入試」は、あまりに言葉足らずではなかろうか。

STAP細胞がどのようにしてできるかは、特に小学生向けの新聞では易しく解説されていて分かりやすかったが、結局、多くの人にとって、どんな研究なのかは分かりづらいからか、人物ばかりに関心が寄せられたように思う。

stimulus(刺激) triggered(〔によって〕引き起こされた) acquisition(獲得したもの) of(を)  pluripotency(多機能性)

の頭文字をとって、STAP細胞と呼ばれるらしい。

ところで、この女性に限らないが、メディアでは大抵、研究者を「~教授/博士」と呼ばす、「~さん」と呼ぶのも引っかかる。

今回は研究成果が注目されて報道されているのだから、「○×博士」と呼ぶのが適切ではないだろうか
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採点終了

某予備校の入試直前講座(英作文)採点が終了。採点基準に従って点をつけるとそこそこに取れているが、しかし本番の試験の採点はもう少しシビアではないかと思う。

あくまで「英語の試験」であって、内容の巧拙は問わないというのが模擬試験等でとられる採点の方針だが、だからと言って、あまりに幼稚な議論には眉を顰めざるをえない。

また、英語にしても、間違いではないが、ネイティブならもっと端的な表現を使うというものも散見される。

とりわけ残念なのは、スペリングミスや三単現-sの間違い。また、基本的な前置詞の使い分けができていなかったりもする(文法問題では間違えないだろうに)。

模擬試験だけなら、数もそう多くないから、試験までに見直しをして、「間違い表」のようなもので、自分のミスしやすい点(①呼応、②時制、③名詞の数、etc.)を認識しておくとよいだろう。
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安倍首相がトップ記事に

Christian Science Monitor(電子版)には、一番目立つ場所に

'Japan is back.' Can Shinzo Abe stay the course?

と題した記事が出ている(2/1付け)。

Japan's prime minister is credited with reviving its deflated economy. He's also accused of setting Japan on a collision course with China. The reality is more complex.
(首相はデフレ経済から回復したことで評価されているが、中国と対立関係においていることで非難もされている。現実はもっと複雑だが)


というリードがついており、内容を読むと日本のリベラル系メディアよりもバランスの取れた議論が展開されていて興味深い。
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