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より強い者による、強い者イジメ?

次の英文は、TIMEに寄せられた読者からの投稿。

Jorge Castaneda's appreciation of the intervention by the U.S., the U.K. and France in Libya seems completely off the mark. The leaders of these countries might have emerged as heroes now, but why aren't they doing anything in Burma or other African countries where people have been living under oppressive regimes for years? Because they stand to gain nothing from these poor nations.

《語句》
off the mark:的外れ
oppresive regime:弾圧政権
stand to do-:〜しそうな状況にある

今から20年以上前にパンナム機を爆破の指示をした張本人として、一時はアメリカから名指しで命を狙われていたが、いつの間にか国連で演説をする機会を得て(2009年9月)、西側ともそれなりに付き合って行くかにも見えたリビアの元最高指導者。その時のカダフィーの演説の一部。

「これまで日本人を困らせたくないので、話すことを避けてきた」と前置きした上で、「原爆を落とした米国に日本人がなぜ好意を持てるのか理解できない

人道による大罪を犯したとされているが、NATOにより自国の領空を飛行禁止に指定され、最後はNATO軍の空爆で隠れ家から出てきたところを捕らわれたとされるカダフィー元大佐(日本でははっきり映像で報道されていないが、アメリカのメディアやネットの映像からは処刑されたことは明らか)。暴君と言えども一人の人間が西側の軍隊に命を狙われたら、逃げ場はない。
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複合関係詞

昨日の授業では、複合関係詞の問題を集中的に扱ったが、予想外にできが良かったのは、嬉しい誤算だった。

教える側からすると、

◎whoever / whomever / whichever / whatever では、-everは“any”の意味を表し、節内で働きを持つと共に、名詞節もしくは副詞節(「譲歩」を意味する)を導くこと。

◎これらの語は、それ自体に先行詞も含まれていること(whoever that …などとするのは間違い)。

◎wherever / wheneverでは、副詞節を導き、“any”の意味を表す(どこでも、いつでも)場合と、「譲歩」の意味になる場合の二通りがあること。

◎加えて、howeverも「譲歩」の意味を表す複合関係詞であるが、語順が「However+形容詞・副詞+S+V ...」となること。


少なくとも、以上のことを順序良く、しかしある面で、ほぼ一気に話すことになるので、いつも生徒が混乱しやしないかと気掛かりである。この他にも例えば、wheneverであればany time when S+Vと解するのか、no matter when S+Vと解するのかも説明するとなると、こちらの教授力不足あって、生徒を混乱させやしないかと焦りが出る。

この辺りの説明は、受験生であれば決して新しい話ではないのだから、少し混乱しかけている人は、高1時に渡されているForestを読めば効率よく復習ができるので、直ぐに見直しをして欲しい。できれば例文で憶えておくに越したことはない。英作文基本300選の208〜210は、音読をしながら書いて(=音読筆写)憶えてしまおう

※ 210は複合関係形容詞なので注意
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入試における発音・アクセント問題

毎週行っている朝の小テストでは「文法・語法」から20問、「発音・アクセント」から10問を出題している。毎週採点していて思うことは、いかに「発音・アクセント」で失点をしているか、ということである。兎に角、できが悪い。理由はいくつか考えられるが、その1つは辞書(とりわけ紙辞書)を引いていないからではないかと考える。併せて、発音記号もよく分らないからというのが理由に挙げられるだろう。

私の場合、中学や高校で発音記号の授業を受けた記憶は無いが、紙辞書で単語を引いたあとは、アクセントの位置と、母音や間違いやすい子音には色ペンで丸を付けたり、下線を引いたりした。こういうことを続けていると、教わったわけではなくとも、ほぼ発音記号が示す音が分り、いつの間にか定着した。だらかと言って、発音がネイティブスピーカーの様であったりはしないが、少なくとも発音・アクセントに無頓着でいる人よりは、ネイティブが聞いて理解できる音を出すことができると思う。

話を戻して、小テスト。発音・アクセントの問題で多く点数を取れる生徒が、音読が上手である保証は無いが、発音・アクセントの問題で点数を取れない生徒は、まず例外なく、音読がキチンとできない。その点では、発音・アクセントの問題の存在意義を入学者の選抜においては否定できない。本音は、センターにリスニング試験が導入されたにも関わらず、相変わらず発音・アクセントの問題が出ているのは、如何なものかという考えだが、入学試験を無視して授業をする訳にはいかない。教師としては、本来得点源であるはずの発音・アクセント問題できっちり点数がとれるよう指導して行くより他ない
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国会=the Dietはどうして?

慶応大(薬)2008年の問題
空所補充で、以下のような問があった(あらかじめ問題には断りがあり、語群のすべてが小文字になっている)。

The (   ) consists of two chambers, the House of Representatives and the House of Councilors, and is the highest organ of state and the only legislative one.
3. congress  5. diet
(※ 他の選択肢は割愛した)

もちろん、正解は5。「国会」の意味で使う場合は、大文字にしてThe Diet …とするのが自然である。ところで、dietという語を辞書で調べるとOALDやLDCEでは「(日本の)国会」にあたる訳語は出てこない。ジーニアス大英和辞典を見ると、「規定食」のdietとは別立ての見出しで出ていた。ひと安心!

語源としては「初16c;中世ラテン語dieta(一日の仕事、集会に当てられた一日)」だそうだが、「dies(一日)との誤解からそのような意味になった。語源的には無関係」とある。

大辞典に載っていていたのは良かったが、語源的には誤解が元になっていたというのは少々興味深い。

ところで、日本に住む英米人なら知っているのかも知れないが、英米人一般に「ザ・ダイエット」と言って通じるものなのか疑問が残る。「議会」を表す英語は、アメリカならCongress、イギリスならParliamentである。Dietは他の国で使われているのかと調べてみると、デンマークやスゥエーデンがDietという用語を採用しているようであるが、どういう経緯からCongressやParliamentでなくDietを採用するに至ったのか、今のところ不明である。
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除染

放射能汚染物質が見つかるたびに「除染」という言葉を耳にする。事ここに及んでは、もう心配しても際限がないので、あまり気にしないで毎日を過ごしてはどうかとも思うが、こんなことを言うと、小さいお子さんがいる家庭や妊婦さんなどからお叱りを受けるかも知れない。不安なのは、外部被曝よりも、むしろ内部被曝の方なのだという声も聞く。

ところで、原発の事故が起こるまでは日常生活で耳にすることはほとんどなかった「除染」に相当する表現は、decontamination。動詞はdecontaminateを使う。以下に、新聞からの使用例を挙げてみる。

The Environment Ministry has decided to decontaminate areas where people could be exposed to radiation of 5 millisieverts or more per year ... (October 26, The Mainichi Daily News)

Towns around the plant have begun massive efforts to decontaminate buildings and restore public services so residents can return. (October 4, The Guardian)

日本に住む英米人と放射能汚染について話さない限り、日常会話で使うことなどないと思うが、知っておいて悪くない。個人的には、日本語の「除染」の方が特殊な用語で、decontaminateの方がむしろ言葉としては易しいのではないかと思う。
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Reminder

9月に行われた「ベネッセ・駿台マーク模試」のViccess!という採点講評によると、第2問 C 語句整序の問3で目立った誤答についてコメントがあった。

A+remind+B(人)+of+C「AはBにCを思い出させる」という構文を的確に使えるかを問う問題だった。(中略) remind of+人と並べかえた答案がしばしば見受けられた。

マーク模試なのになぜこのようなことが分るのかと一瞬不思議に思ったが、正解を問う空所にmy sister(選択肢1)を入れず、of(選択肢2)を入れた答えが記録に出たからだろうと推測できて、一応納得が行った。

もちろん、このremind ofは間違いの典型で、先週の定期考査でも整序作文で出したところ、がっかりするくらい多くの誤った解答を目にした(ということは、9月の模試で間違え、授業をボーっと話を聴いていて、定期考査でまた間違えたという、悪循環vicious cycleに入っているということか)。

ついでに、I expect there to be A.という問題でも、案の定、I expect to beが続出。確かにexpectの後にto不定詞が続くことは多いが、expect O to do-だってある訳で、ここではそのケース。thereをOの位置に持ってきづらかったという言い訳は、授業があったのだから通らない。ここは気をつけて欲しい。

コンピュータは採点ミスをしないという点で、人間の上を行っているが、毎日のように採点をしている者からすると、生徒が間違えるところが分っているので、マークシートの読み取りで誤答の分析と一致することは全く不思議でない。それにしても、自動詞であるかのようにremind ofとする用法は無いのだから、教える側も単にremind A of Bのように示すだけに留まらないようにするが(私はこのような“無味乾燥”な示し方は極力避けるようにしている。特にAやBがひっくり返ってしまうと全く意味がなさないremindのような動詞では、必ず具体例を出して指導するようにしている)、生徒諸君もしっかりと英文の中で使い方を押さえて欲しい。
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愚息の話ですみません

ウチの愚息(中学一年)が9月の下旬に進研ゼミの通信添削をやりたいと言ってきた。一度は軽く聞き流したが、日を置いてまた言ってきたので、入会することを認めた。5教科、いや確か、定期考査向けに技術や音楽の教材など問題集も送られてきていたと思う。きっと全教科の教材が揃っているのだろうが、毎月進めて行くのは基本的に5教科のようである。さすがに通信添削の老舗。教材の質は高い。

通信添削のようなSelf-pacedの教材は、学習者の自覚と、自学自習の習慣の確立が成否を分ける。前期まで(愚息の学校は二期制を採用している)と打って変わって、机に向かっている姿をよく見かけるようになったのは、親としては嬉しい。

私自身も大昔にZ会の通信添削(英語)を高校生の時に3年間やっていた。当時の私には相当難しく感じられ、辞書を死ぬほど引いて、何とか答案の「完成」に漕ぎつけるということの繰り返しだったと記憶している。華々しい成績を取るには至らなかったものの、一番良かったは辞書と“格闘”したことが挙げられる。

成績を上げるには、素直さ、集中力、それに持続力が重要だと思う。どれひとつ欠けていても、遠回りをしたり、時間のロスすることになる。よく道場主が言われる「プロの言うことを聞かない」というのも、失敗パターンに繋がる一例である。素直さ、集中力、持続力」は、元々の頭の良し悪しと関係なく、心掛けと努力でどうにでもなるものである。そろそろ受験生は、本当に本気にならないといけない。
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preoccupied?

最近、世界の大都市で起こっているデモ(発端はOccupy Wall Street)は、高い失業率や、“非”金持ちが抱く経済格差に対する不公平感が、その原動力になっている。ネットを見ると、現況が報告されている。例えばシカゴでは、

Occupy Chicago Being Dispersed / Arrested By Police Presently

と発信し、次のような呼びかけがなされている。

Right now our sisters and brothers on the ground are in trouble and need your help!
• 15 have been arrested so far
• 120+ are in the process of being arrested tonight
Please show up and help them if possible. They're currently occupying the Federal Reserve Bank - Chicago at 230 S Laselle.


ところで、保守派のトークショーホストであるラッシュ・リンボーの放送を聞いていると、このようなデモや抗議行動に参加している多くの人たちが、実は何かしらの仕事についており、全くの無職であることは少ないそうだ。右派の見解であるから、割り引いて聞く必要があると思うが、確かに真に生活に困っている人たちが、あのようなデモを行うエネルギーがあるのか、疑問ではある。ましてや、ホームレスの人など厭世的で無力感に苛まれている人たちなど、デモに参加する気力さえ湧かないかも知れない。

ところで、このような運動に対抗するかの様にOccupy Occupy Wall Street という小さな動きも、金融街では起きているとCNNは伝えている。スーツを着た、一見(?)エリートビジネスマン風の人たちが、Occupy Wall Streetを揶揄する姿をテレビで目にした。

今、アメリカでは経済面のみならず、政治面でも二極化が進んでいると言われ、右派、左派が互いにいがみ合っている。経済のグローバル化が進むのと反比例するかのように景気が落ち込み、回復の兆しすら見えない。外資系の銀行に預けてある私の米ドル(これが“スイスに口座のあるお金”と言えれば余程の金持ちだが)の預金も円高を受け、相対的に資産価値が減ってしまった(もちろん額面は変わらないが)。確か、初めてアメリカに行った頃は、当時としては相当な円高で1ドル140〜150円だった。アメリカを旅行したり、「ドル建て」で支払いするのでない限り、今の円高の恩恵を直接受けることはない。取り敢えずは、アメリカが元気になることを祈るばかりだ。
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「守」

中間考査が終わり、2学期も折り返し地点を過ぎた。とはいえ、高3生にとっては、「2学期」とか、「折り返し」という言葉にさほど大きな意味を持たず、入試に向けて突き進んで行かなければならない。日曜日の今日も模擬試験を受けていると思うが、これからが正念場である。

さて、中間考査の英文法の試験で、関係詞を使って二文を一文にするという極めて基本的な出題をした。「人」を先行詞とし関係詞節内で目的格の働きをする語は、原則whomである。試験では例を示してあり、thatでも良いことにしているが、whoは不可とした。

現代英語ではwhomに代わりwhoが使われるのは百も承知。辞書・参考書でもこの点について記述されており大学受験で問われることはないだろうが、「語順がすべて」の英語にとって、「格」にルーズであることは許されない。少なくとも、大学受験に合格し、英語学習者としての「初心者マーク」が取れるまでは、whoは認める必要はないと考える。

現実的にはwhomが登場することなく、「接触節」または「ゼロ関係詞」としてその後にS+Vと続くことの方がむしろ普通である。しかし、英語を苦手としている生徒にとっては「どちらでもお好きな方に」というのは定着の妨げではないだろうか。“残念な”間違いの解答としてwhomやthatでなく、whoseと書いたり、そもそも関係詞以外の場所で語順を誤っているのを目にするつけ、基本の徹底が重要と痛感する。

今回の試験で、満点を取った生徒が2名いた。仮に、彼らがそこだけwhoと書いてきたとしたら少々考えたかも知れない。しかし、そのレベルの生徒が大半だとしたら、教師の方もwhom / thatを問うといった中学生ができてもおかしくない問題を出したりはしない。「守」が段階をクリアして初めて「離」に進める。
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あのパナソニックが…

Panasonic to downscale TV business

昨日の英字新聞デイリーヨミウリに、パナソニックのテレビ事業縮小を報道する記事があった。新聞の見出しでは、to不定詞を用いて、これから先のことを簡潔に表すのが普通だ(上記、英語)。

さて、その記事の中で、

Panasonic's decision suggests the Japanese television industry, which once led the global market, is reaching a major turning point.

と出てくる。

《語句》
turning point:〔比喩的に〕曲がり角

昭和生まれの人なら誰にも納得して頂けると思うが、「テレビ=National / Panasonic」という時代があった。現在、世界の市場では、サムソン(韓国)、LG(韓国)がフラット型のテレビで1位、2位のシェアを占めている。3位にソニー、4位がパナソニック、5位がシャープ。ほんの1〜2年前まではLGとソニーの順位は逆だったが、今年あっさりと抜かれてしまった。更には、

Panasonic will suspend production at its state-of-the-art Amagasaki No. 3 factory by the end of this business year.

《語句》
state-of-the-art:(形)最先端の技術を使った

という内容も伝えられている。これはただことではない。尼崎の工場はプラズマテレビの画面を作る、2009年の12月に完成したばかりの世界最大の工場で、パナソニックがテレビ事業でいかに苦戦しているかが伺える。円高、ウォン安という経済状況も、メーカーにとって大きな打撃となっているのは明らかである。

今日は暗い話題で申し訳ないが、資源に乏しい国である日本の取り柄は「勤勉さ、知識・知恵、科学技術」であるから、今の日本の学生には、韓国の同じ年代の人たちに負けないよう、しっかりと勉強してもらいたい。
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同格節?

(1) Have you had an experience that you were at a loss in a street because you could not find a public telephone?

これは、漢和辞典やG英和で有名な出版社が出している検定教科書「英語?」のLesson 2 冒頭の一文。この教授資料には、experience thatのthatは同格節を導くものと解説があるのだが、experienceが同格節を導くのは一般的なのだろうか

Wordbanks Onlineで検索すると、thatの後にいわゆる「完全文」が来る例としては、we know from past experience that S+V+Xで、同格節と思しきものはほとんど見当たらない。その中で一つ見つけた例が以下の英文。

(2) Communication is probably one of the most difficult tasks of management, despite proven experience that people will accept an enormous amount of “how” if only managers will tell them “why.”

(1)のようなケースでexperienceが来ると、私の感覚では、むしろ関係副詞のwhereを思い浮かべる。その例としては以下の2つの英文が挙げられる。

(3) The incident is akin to the Vietnam experience where United States and Australian governments tried to hide the truth from their respective citizens.

(4) In physical illness some people seem able to re-engage their absolute determination to survive, even when doctors have thought there was no further hope, and there are a number of descriptions of near-death experience where people feel they have made a decision not to die which they were then able to put into effect.

この様に考えると、教科書のexperience thatのthatは関係副詞と解すこともできるかも知れない。

(1)の英文におけるthatは、やはり教授資料にあるように同格節を導くものと解するのが妥当なのか。それとも、関係副詞と考えてもよいのか。お分かりの方がいたら教えて頂けると幸いである。
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夢が夢でなくなった

バージンア・トランティック航空で知られる、英国のバージン・グループがアメリカのニューメキシコ州に宇宙旅行用の「宇宙」(空港の「空」は入らない)を開設し、完成式典を行ったとの報道が昨日の新聞に出ていた。地球外の惑星を訪ねるのではなく高度110キロの「宇宙空間」を旅するそうだが、旅行代金が一人1540万円ということで、世界で450人以上の人が予約をしており、日本人もこの中に含まれているとのこと。早ければ来年にもサービスを開始するそうだ。

先月にはアメリカで陸空両用車両(つまり、空飛ぶ車)が役所の認可を得て、市販されるようにもなった。アメリカには民間航空会社が定期路線として乗り入れている空港以外にも、セスナ機のような小型飛行機が離着陸できる飛行場(調布飛行場のようなところ)が数多くある。広大な国土ゆえ、主要空港どうしの距離が自動車で3〜4時間以上かかるとなれば、そのような小さな空港や自家用の飛行機のニーズがあるのも頷ける。

実は、先日の授業で「将来何かを発明するとしたら何が良いか」との問いに生徒から帰ってきたのが「空飛ぶ車」だったのだが、「これはもう既にあるよ」と言うと、生徒はびっくりしていた。

個人的には、宇宙旅行のよりも、かつてあった超音速のコンコルドを復活させてもらいたい。ニューヨークをロンドンが通常なら7時間かかるところが3時間というからその速さたるや凄まじい。しかし、燃費が極めて悪いらしく、原油の値段が高止まりしている今日、その復活はバージンの宇宙船よりも現実味に乏しい。あのジャンボ(Boeing 747)でさえ燃費の悪さゆえ、だんだんと姿を見なくなってきている。
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ハーフのニューハーフ

ニューハーフの人が殺人事件に巻き込まれたという物騒な話をテレビで見た。この人は、ご両親がアメリカ人と日本人とのことで、無理やり合わせると「ハーフニューハーフ」ということややこしい表現になる。

ニューハーフは和製英語で、これに相当する英語はtranssexualやtransgendered person。俗語をあげると、他にもあるようだ。心と体の性が一致しないというのは、その当事者でなければ分らないことで、多くの一般人にはそのような人たちの気持ちは理解するのは難しい。これについては、あまり語らないことにする。

では、ハーフの方だが、これまた和製英語。最近では、そのような子弟は、両親の文化両方の理解があることから、“ダブル”と言った方が良いのではないか、との声を聞いたこともある。で、このハーフにあたる言葉だが、基本的に存在しない。日本にいて日本語でハーフというのは勝手だが、アメリカに行けば、多様な民族同士が結婚しているため、国籍はアメリカ人同士でも、民族的に異なる場合があり、そのようなカップルの結婚をinterracial marriageと言う。見かけ的に同じ“人種”が結婚してできる子どもが、ハーフと特別なネーミングされないのに対し、白人とヒスパニックやアジア人との間の子どもには、ハーフという言葉が使われる。ハーフにあたる一発で表現できる言葉はないが、half-Japanese, half-Americanのように言うことは可能である。

ところで、実は“人種”という言葉は、ともすると差別を助長しかねない言葉であり、私が専攻した人類学では、raceという言葉に対して大変慎重である。そもそも、人類は「色見本」のようにgradationalであり、学術的には人類を分類する際には、血液、骨格、メラニン等々、様々な観点からグルーピングをする。

と、ここまで書いくと、本題(ハーフのニューハーフ)からだいぶ反れるので、この辺で止めておく。「ニューハーフ」の英語はtranssexual / transgendered person、ハーフにあたる英語は「無し」で今日の記事を終えたい。
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憶えられる?

家にあったGRE(アメリカ合衆国やカナダの大学院へ進学するのに必要な共通試験で、Analytical Writing--論文、Verbal Reasoning--英語、Quantitative Reasoning--数学の3つのセクションからなる)のVerbalの本を手にし、「そう言えば、昔は頑張ったな」と思いながらページをめくった。その中には、GRE必修語300(大学受験で言えば「絶対押さえておきたい英単語○○語」に当たる)というページがあって、必修語300とは言え、それなりにかなり手ごたえがある。GREのVerbalと言えば、ネイティブスピーカーにとっての「国語」の試験である。非ネイティブの我々にとって相当難度の高い語が入っている。単語集で憶える限界は受験生を教えていて重々承知しているが、“人体実験”としてこれから一ヶ月でどれくらい憶えられるものが試してみたいと思う。

こちらも語学教師の端くれ。どうやると効果的に憶えられるのか、試行錯誤をしてみようと思う。既に知っている単語もあるし、かつては自分もGRE受験して大学院に行ったのだから、できておかしくないはずだが、なにぶんにもネイティブ想定した語彙試験とだから、苦戦するのは承知だ。「昔取った杵柄で」でやってみようと思う。報告は一ヶ月後にしたい。
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定期考査が近くなると

定期試験が近くなると、日頃ののんびりムードから一転して居残り学習をする姿を目にする。さすがに、まだ思い通りの学力レベルにまで達してないにせよ、少しでも点を取らなくてはという気があるのは、「学校の試験なんて…」と斜に構えた生徒に比べると、健全と言える。質問に来る生徒で、いつもに増して職員室が賑やかになり、また教師も少し生徒に手を貸してやろうと、試験前に「補習」をする人もいる。

この私でも補習をすることが無いわけではない。ある時は、自分が受け持つクラス以外からも生徒が押し寄せ、教室に入らない程の盛況になったこともあり、急遽、隣のクラスから机と椅子を運び込み授業をしたことがある。「満員御礼」に一瞬嬉しくも思ったが、そもそも日頃からあまり授業に〔生徒が〕参加をしていない(〔私が〕参加させられていない)顕れでもあり、冷静に考えると問題かも知れない。「若い先生が補習をして生徒が集まっていると『××先生は、面倒見の良いから』そして、自分が補習をして生徒が集まると『点数だけを目当てに来ているから』」と考えるのは自虐的だろうか。

そういえば、昔、甲府にある私立高校で教えていた頃に「試験前は質問を受け付けない」という豪快な同僚がいたのが思い出される。今の同僚も、「試験前は〔和訳が見られ、英文のナレーションがダウロードできる授業用の〕サイトを閉じる」と生徒に通告しましょうか、と冗談交じりに言うことがある。生徒と教師との間の、考査前の小さな“心理的攻防戦”(生徒は何とも思っていない?)は、進学校ならでは、である。
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学校の教師って

過日、私の尊敬する道場主のブログに対して、その読者の一人から「予備校の英語講師はどうすればなれるのでしょうか?」という投稿があった。道場主は「『なる』のは容易でも『ある』のが容易でない…」(=予備校講師になることはできるが、予備校講師であり続けることは決して容易ではない)と回答されていたが、そのような立場にない者(=私)でありながら、容易に理解できる含蓄のある回答に思えた(尤も、「なる」だって決して容易とは思えないが)。「くれぐれも予備校講師になろうなどと思わないように」も意味深長である。

ところで、最近では破廉恥の代名詞、また、非難されることはあっても、称賛されることなどめったにない職業の学校教師も、世間で考えられているほど楽な仕事ではない。まず、最近は「なる」のもそれなりに厳しい。非常勤講師ならまだしも、専任教諭の空きがほとんどないのが実情。一該に民間企業と比べることはできないが、採用があっても、教員というのは一校一教科で採用が1名あるかないかという感じだから、なりにくいことは間違いない。また、予備校とは質が異なるが、「ある」のもこれまたそれなりに難しかったりする。定年まで居座ることだけを考え、開き直れば別かも知れないが、授業をするとなれば、真剣勝負で臨むのは当然であるし、時には生徒と“ぶつかる”こともある。また、いわゆるモンスターペアレンツも他人事とは言っていられない。幸い、私の場合は「鈍感力」を遺憾なく発揮しているので、嫌気が差すことも無いが、同業者で病気になる人も少なくないと聞く。

私の場合、ブログを書くことで日頃の鬱憤を晴らしている面も否めない(?!)が、教育実習生が来たときなどは「よくよく考えて、教師の道を選んだ方がいいよ」と言うことにしている。
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教育の重要性

「経済は一流、政治は三流」と日本が呼ばれていた時代が懐かしい。今、経済は1.5流位だろうか。人々の購買力で比較すると、インドに抜かされたとの報道もある。三流の方の政治はというと、政治家を選ぶのは一般の有権者だから、我々も全く責任がないとは言えない。

最近、スーダンで国民投票が行われ、南スーダンという国が誕生した。その時の投票では、投票用紙に、「英語」「アラビア語」と文字が読めない人のための「イラスト」があったそうだ。手を組み合わせているイラストが「賛成」、“待て”を表すかのような手のひらを向けたイラストが「反対」だそうだ。[南]スーダンでは識字率が30%に達していないというから、そういう国では、様々なことが上手くいかないことは容易に想像つく。

識字率の低さが表すように、そもそも教育を受ける機会が無いと、一般人はお金を与えてくれる人が良い人と思い、その人を政治家に選ぶらしい。改めて、教育の重要性を痛感する。

英語教師なので、どうしても外国語(とりわけ、英語)を学ぶことのメリット強調したくなるが、英語が得意教科であれば、入試において他の教科が得意である以上に、合否に有利に働くこと(他教科に比べて、成績が上がるのに時間がかかる)が挙げられるし、就職にも、そして職務遂行上も、メリットになることこそあれ、デメリットにはならない。交友関係が広がり、物事を多面的に見られるたり、一度限りの人生なのに、1.5倍〜2倍くらい充実した人生が送れる(?!)など、良いことづくめだ。

今は、試験のためにと大変に思うかもしれないが、近い将来、賢い社会人になり、良い社会に築くために清き一票を投じるためにも、学生は勉強ができるという恵まれた状況を無駄にすべきでない


《昨日の問題の解答》
(1)A.○ B.○ C.○ D.×
(2)A.○ B.× C.○ D.×
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簡単なはずの英問英答が…

AOで英語論文が課されることがあるが、問題形式が、他の一般試験と異なり、英問英答であったりする。つきつめると、せいぜい中2レベルの応答なのに、生徒が意外にキチンと英語が書けないことに気付いた。以下の問題にトライしてもらいたい。正解は明日のブログで。

疑問文(1), (2)に対する応答として、許容されるものは○、許容されないものは×と答えよ。

(1) Who said that?

 A. It was her.
 B. Her.
 C. She did.
 D. She.

(2) Who's that over there?

 A. It's John Cook.
 B. He's John Cook.
 C. It's my mother.
 D. She's my mother.
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9月(秋)入学

東大の大学院の入学式の様子が先週のニュースで報じられていた。「9月入学について賛成か、反対か」は自由英作文のテーマとしても使われている。「グローバルスタンダード」「大学の国際競争力」「少子化を補うための留学生の獲得」等々、9月入学にするメリットは頷ける面も多いが、そもそも大学の9月始まりについて日本人がどれほど賛同しているか疑問が残る。

教育情報などを提供するライセンスアカデミーによる全国の大学に対してなされた調査によると(但し、回答率は半分以下)、東京大学の動向に対して「大いに注目」「多少注目」が合わせて52.1%、自らの大学での導入については「4月入学との併存」が26.6%、4月廃止が16.4%と肯定派が合計43%。不要と回答した大学は39.5%となっているそうだ。

私は、日本では大学の秋入学は一般的にならないと考える。最大の理由は、小学校から高校までが秋入学でないからである。どの先進国を見ても、高等教育は、積み木のように初等・中等教育の上に成り立っているから。よって、高等教育だけ9月始まりにするのは無理だと思う。また、すべての大学から回答を得た訳ではないにせよ、上記数字から考えても、一律実施が無理なのは明らか。さらには、公務員や大企業の就職時が学暦の4月から変わらない限り、就職活動ともマッチしないので9月始まりの実現可能性は低いように思う。

あまのじゃくな性格な私としては、「横並び」「他人と同じ」というのはあまり好きでなく、日本にはもっと多様性があっても良いと思うが、サマータイムで時間を1時間を動かすことでさえ不都合・不便と感じる人が多いのが現状だから、東大の秋入学については涼しい顔で見ざるを得ない。
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柿くえば…

ジャパンタイムズの学習者版週刊紙“Student Times”には、毎週英語の俳句が出ている。文学的才能が皆無の私にとっては、日本語にしても英語にしても俳句を味わうなどという高尚な趣味はない。大抵は一瞥して終わりだが、今、目の前にある食べかけを「柿」眺めて、正岡子規のあの有名な俳句「柿くえば鐘が鳴るなり法隆寺」を英語で何と言うのか、ふと疑問が湧き調べてみた。

Tasting persimmons
hearing the sound in the distance
the bell of Horyuji.


かつてアメリカのスーパーで輸入物の柿を目にしたことがあるが、彼ら(アメリカ人)にとって柿は基本的に身近な果物ではない。我々日本人にとっての、千疋屋で売っているマンゴスチンや釈迦頭に相当するのかも知れない。ところで、tastingやhearingは分詞構文と理解すれば良いのだろうか。
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“言う”の使い分けチェック

(1)〜(7)の空所に入る最も適切な動詞を1つ選べ。

(1) 駅へ行き方を教えてくれませんか。
  Will you (     ) me how to get to the station?
 talk / tell / teach

(2) 彼は自分の希望について何と言ったのですか。
  What did he (     ) you about his hope?
 say / speak / tell

(3) 彼女は父親を説得して新車を買うつもりだ。
  She is going to (     ) her father into buying a new car.
 speak / talk / tell

(4) あなたは何カ国語を話しますか。
  How many languages do you (     )?
 say / speak / talk

(5) 今日は私の夏休みについて話したいと思います。
  Today I would like to (     ) about my summer vacation.
 say / talk / tell

(6) そのことについて彼女は私に何も言いませんでした。
  She didn't (     ) anything about it.
 say / speak / talk

(7) 彼は彼女に電話番号を教えなかった。
 He did not (     ) her his telephone number.
 give / say / teach


《解答・ミニ解説》

(1)tell  (2)tell  (3)talk  (4)speak  (5)talk  (6)say  (7)give

(1)「(学科・技能)を教える」のでなければteachは使えない。“言う”系の動詞で第4文型を取るのはtellだけ。
(2)“言う”+O+about …で目的語に「人」を持って来れるのはtellだけ。
(3) 基本的に自動詞のtalkだが、talk+O+into -ing「Oを説得して〜させる」では、他動詞として使われる。
(4) 基本的に自動詞のspeakだが、「(ある言語)を話す、話す能力がある」場合は他動詞として使われる。
(5) 基本的に他動詞のsayやtellは使えない。talk about Aで「Aについて話す」
(6)「(事・言葉など)を言う」は他動詞のsayを使う。speak、talkは基本的に自動詞。
(7)「(情報・知識)を伝える」はteachではなくgiveを使う。sayは第4文型を取らない。
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体育の日

一部の祝日が第二、第三月曜日になっていることの違和感は先月ブログで書いたが、今日の産経新聞でも産経抄というコラムでそのことが指摘されている。

「開会式の日を記念して制定された『体育の日』は11年前から『10月の第2月曜日』となった。今年はたまたま10日に戻ったが、これでは東京五輪を思い出せといっても無理というものだ」(中略)歴史や伝統文化の『空洞化』を招くゆゆしき問題という気がする

ハッピーマンデーで3連休という恩恵に預かれる人もいるだろうが、そもそも週休二日が浸透しているのは公務員や銀行など大企業くらいだから、月曜日が休みになったくらいでは嬉しくとも何ともない。

ところで、「体育の日」を英語で説明するとどうなるか。以前勤めていた英語学校が出していたテキストを引用すると以下の通り。

Taiiku-no-hi, or Sports Day, is celebrated on the second Monday of October to promote the mental and physical health of the people through the enjoyment of sports. The day was established in commemoration of the Tokyo Olympics, which were held in 1964.

<表現>
X月の第二月曜日に: on the second Monday of X
Aを記念して: in commemoration of A

中高で6年間英語を勉強したら、祝日を英語で簡単に説明できるくらいになっていて欲しいところ。下線を施したところは「祝日法」に掲げられている部分。この辺りは、まず英語とは別に、知識・常識として押さえておきたい。

=補足(ウィズダム英和辞典)=
Olympic
--名詞[the 〜s;単複両扱い]=Olympic Games

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日頃から書くことで、綴りミスをなくせ

英作文や記述答案の解答を見ていると、相変わらず“もったいない”ミスに遭遇する。その一つが綴りの誤り。日本語を母語とする我々が、誤字・脱字をしても時と場合により許されることもあるが、英語の試験では、語を正しく綴れるのは基本中の基本。

それから、最近「択一式」の問題を多くやっているためか、「書き換え」問題を解くのに教師が思う以上に時間がかかる生徒が目立つ。最近の例で言うと、関係詞を使って二文合成する10題の問題があったが、10題の答を機械的に書くだけでも5分程度かかっている。語数をカウントしたところ、100 words弱だったから、ちょっとした自由英作文の分量にあたる。適切な関係詞を用いて、ほぼ機械的に英文を書くだけで5分もかかっているようでは、自由英作文で点数を取ることなど大分上の次元の話である。

それもこれも、日頃から英文を、手を使って書く練習をしていないことが原因だ。「音読筆写」という、声に出しながら英文を書き写す練習法がある。時間が膨大にかかりそうで面倒に思えるかも知れないが、そのような練習法は、英短文を覚えるのに有効な手立ての一つである。何しろ、テキストを眺めている(声も出さず、手も動かさず、辞書に手も伸びず)だけでは、いくら良い教材を使っていても定着は覚束ない。

さて、話は戻して、綴りの誤りについて。下敷き式にラミネート加工されたもので、“Commonly Misspelled & Confused Words”という、穴があいていてバインダーに収められるものが手元にある(昔アメリカで購入した)。その一部を紹介してみよう。

〈Commonly Misspelled Words〉
wander / warrant / Wednesday / weird / whether / wholly / width / withhold / worthwhile

AからZまで一覧になっているもののwだけを挙げてみたが、日本人学習者にとってはそう難しく思えなかも知れない。

〈Frequently Misused/Confused Words〉
adapt--adopt / affect--effect / eminent--imminent

これなどは、日本人の学習者も憶えづらいところだろう。その他、学習者(高校生)には、そもそも知らない単語なので混同しようもないペアが数多く出ているが、それらは割愛する。

英語ネイティブでも、綴りの誤りや語の混同はあることだが、大学受験レベルでは、日頃から丁寧が学習を心掛けることで、つまらないミスをしなくて済む。“そんなの簡単”と油断せず、必ず手を使って書くステップを省かないで欲しい。
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映画で二重限定

発展クラスでは、関係詞のChapterの発展演習として「関係代名詞の二重限定」を含む英文を3本読んだ。「二重限定など受験の英語で遭遇するだけで、実際に書かれているものを見たり、人が言うのを聞くことはない」という人がいたら、それは誤り。英米の新聞や雑誌では普通に見かけるものであるし、また実際に会話でも使われる。

以下は、One True Thing(邦題・母の眠り〔1998 アメリカ Universal Studio. 127 min.〕)という、これまた私の好きなメリル・ストリープ主演の映画で、母(メリル・ストリープ)と娘エレン(レニー・ゼルウィッガー)の間で交わされるやり取りである。

Now you listen to me, because I'm going to say this once and I probably shouldn't say it at all. There is nothing that you know about your father that I don't know. Nothing.... And understand better.

実際の映画を観ると、ここはかなり雰囲気の重たいシーンで、クライマックスに入るところでもある。これを聞いたのは、VHSの時代だから随分昔のこと。当時は字幕を英語に切り替えるなどという高級な機能はなく、日本語のみという時代だったが、とても印象深く覚えていて、二重限定をやるたびにこの映画のことを思い出す。最近、関係代名詞の二重限定を授業で扱ったので、丁度良いと思いDVDをレンタルで入手し、書き起こしたのが上のやり取りである。
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辞書で確認しなきゃ始まらない

今週来週と文法演習で扱う内容は、動詞の語法である。まず、基本として、単語の意味を辞書で調べておかなければならず、この時期に来ても一通りの意味が分らないようでは、その後に控えている「どういう使い方をするか?」という議論に入っていけない。一学期中頃に渡した明法オリジナルの「受験英語Quick Check」という素晴らしい冊子のp. 9 〜 p.13では、入試で問われる動詞をまとめて解説してあるので、適宜参照すると良い。

繰り返し言うが、explain(〜を説明する)、spare(〜を割く)、advise(〜に忠告をする)、等の単語は、一対一の意味を憶えてお仕舞いと言う訳には行かないので、授業で解説をしっかり聴いた上で、各自辞書で確認するという基本的な学習のステップを踏むことが重要。例えば、ネクステージにはdo A goodで訳語がついているが、doを辞書で一度引いてみる、goodが名詞であることを辞書で確認しておくという謙虚な姿勢が必要である。

ところで、昨日扱った問題のなかで、lie「横たわる」(自動詞)とlay「〜を横たえる」(他動詞)の区別が問われる問題があった。この他、rise「上がる」(自動詞)とraise「〜を上げる」の区別を問う問題もあったが、このあたりの区別は誰にとっても紛らわしい。なぜそうなったかというと、自動詞の方は、「母音交換」や「過去分詞の語尾の-(e)n化」によって、紆余曲折を経たというのが主な理由である。これに対して、他動詞の方は、比較的安定している(lay-laid-laid / pay-paid-paid …)。ただし、単語をそのままローマ字読みするかのように発音すると、これまた自動詞とゴチャゴチャになってくるので注意が必要。

既に授業中のプリントで見たように、lie/layやrise/raiseの区別ができる前提で、問題が作られているのが普通である。大学受験で、ストレートに「lieの過去は?」とか「riseの過去分詞は?」が訊かれることはない。択一式の空所補充なら目で見た記憶を手掛かりに正解に辿り着くこともあるかも知れないが、正誤問題であれば、英文の中の誤用を指摘させるのだから、英短文が精読できなければならない。そのためにもネクステージの「解説」(?)の丸暗記は止めて、辞書で語法を確認しながら、完成文の意味を確認するの学習法が、真の実力養成に繋がる。
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my present students (?!)へ

次の英文は、「構文」の授業で最近扱ったもの。

I once taught for a term at a comprehensive school in England: had the children in that class ever shown a small fraction of the enthusiasm displayed by my present students, I might have stayed in that job a great deal longer.

コロンの後のhadは、ifが無い代わりに文頭に出た仮定法過去完了形のhadであるところまでは読めた生徒も多かった(よし、その調子)が、その後のa small fraction of で ??? になり、enthusiasmの意味が不確か(←勉強不足!)。それに続く displayed by my present studentsで、吸い寄せられるように、迷宮の森に入り込んだ。

fractionは「断片」という意味だが、正に訳語を断片的に知ったところで、意味が取れない。ウィズダム英和辞典には、

a tiny [small] fraction of land(ネコの額のようなわずかな土地)
win a race by a fraction of a second(ほんの一瞬の差で勝つ)

とある。やはり、手間を惜しまず辞書を引けば、それまで「点」だったものが「線」になり、延いては「面」へと発展していく。

ウィズダムの例から、a small of fraction of enthusiasmは「やる気の欠片」とすればよい。ここがクリアされると、後がぐっと楽になる。displayed ...は後置修飾で、enthusiasmにかかることが分かれば「現在教えている生徒が見せるやる気(←によって見せられる)やる気」となり、全体が掴めてくる。

さて、この春に行われた入試でも、fractionが登場した例があるので、以下に紹介する。

★お茶の水女子大〔生活科/文教育/理〕

It's very easy for humans to love domestic animals, who have learned to live and play by human rules, but it's much harder to live together with the majority of animal species who don't. Those of us who live in wealthy countries make up a small fraction of the world’s population, ...

(裕福な国に住む人が占めるのは、世界の人口のごく僅かでしかない)

因みに、fractionには「分数」の意味もあるから、合わせて覚えておくと良い。

★2011 畿央大学〔教育/健康科〕

問6 The fraction 9/11 is read as (  15   ).
? nine eleven ? nine elevenths
? ninth eleven ? nine and eleven

分母は「序数」にし、分子が1より大きい場合は、分母を複数形にすることも忘れてはいけない。なお、9/11は2001年9月11日起きた同時多発テロを指すこともあり、その場合は、nine elevenと読む。この場合は、fractionとあるので、先入観を持って当たると、?を選んでしまいそうだが、正解は?である。
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前置詞はいらないのか?

竹岡広信先生の「竹岡式 もう迷わない前置詞」と題した本がある。大学受験ではさすがに英語を教えることを商売にしている者として、迷うことはほとんどないが、大学受験で扱う英語を「プールでの水泳」に喩えると、「海での水泳」に相当する英語の世界では、どんなに頑張ってもネイティブスピーカーの感覚などに達するには程遠く、知らない表現方法に出くわすことなど日常茶飯である。

そう思うのも、昨日借りて観た映画が理由である。アメリカの女優メリル・ストリープは私の好きな女優の一人だが、彼女が登場する(加えて、ジャック・ニコルソンも)Heart Burn(邦題「心みだれて」1986 アメリカ paramount Pictures.108min.)を久し振りに観た。この映画を観るのは3度目であるが、開始10分辺りで次のような会話がある。

Rachel (Meryl Streep): You can't get a decent bagel in Washington DC.
Richard (Jeff Daniels): I'll send them to you Federal Express.

(なぜ、ベーグルなのかは、気にしないで欲しい。結婚するとワシントンに引っ越すことになるのだが、ここでは結婚式直前になって、新婦であるレイチェルが結婚に不安を抱いて、元同僚の編集者に弱音を吐くシーン)

「フェデラルエクスプレス」に相当する、byが必要だと思うのだが、口語ではこのbyが省かれることが普通なのだろうか。これは、「字幕」を英語モードにして書き起こしたものだから、聞き漏らしではない。Federal Expressは副詞的役割を果たしていることになるのだろう…。「その程度のことは頻繁にあるよ」と言われて仕舞えばそれまでだが、非ネイティブとしては、by(by以外で不適切であっても、何か別の前置詞)を付けずに英文を書いたり話したりすることは思いつかないので、英語の難しさを実感する。

ま、それもこれも「海で泳ごう」としているから遭遇する難しさであって、「プールで泳ぐ」限りにおいては、困ることもないので、軽く流せば済むのだろうが、私にとっては、キチンとした理由がなく(あるいは、ないように思えるところで)「省略」になるのが引っかかる。this morningやthe following dayのように「副詞的目的格」と呼ばれる役割を確立しているのなら別だが。
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英→日にするコツが学べる本

国公立を除くと、英文の下線部訳が出題されることは少なくなったからと言って、英文解釈の練習を疎かにすることがあってはならない。日頃から言っているように、「構文」の授業では、「これ以上にない」というくらいに細心の注意を払って和訳を用意して授業に望んで欲しいのだが、受験期がだんだん近づくにつれて、これまで出来ていた正しい学習方法がいい加減になってくる生徒が増えてくるのは残念である。

先日も生徒のノートを見ていて、思いも寄らない和訳をしているのを目の当たりにした。確かに、長文読解では、いちいち全てを日本語に置き換えて読むことはしないし、そんなことをしていては英文を最後まで読んだ頃には、何が書いてあったのか分らなくなることになりかねない。しかし、一文一文が読めないのに、全体で意味が通るというのは、常識ではありえないこと。この時期になっても、“急がば回れ”の精神は的外れではないと思う(特に、英語を苦手とする人にとっては)。

手元にある、駿台予備学校の飯田先生の「英語構文基本300選」には、最近学校の授業で扱ったチャプターでは関係詞がそれに当たるが、英文の201番から約30の例文で、関係詞を含む英文の訳出法が丁寧に解説されている。関係詞を含んだ英文(特に「前置詞+関係代名詞」「whose+名詞」)は、ある程度の英語力を伴わないと、英文自体に振り回されて、意味不明な訳になることがある。英文の構造をキチンと捉えて日本語にする練習は今後も授業で続けていくが、問題集や模試の解説を読んでもよく理解ができないことが多い生徒には、高3のこの時期でも「英語構文基本300選」はお薦めである
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otherwiseについて考える

さて、問題です。

****************************************************************************
◎日本文に合うように、(  )内の語句を並べ替えよ。
優柔不断が、彼のただ1つの欠点だ。
Irresolution (is / otherwise / perfect / his / in / a defect / character).<慶応大>
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正解:Irresolution is a defect in his otherwise perfect character.

otherwiseの用法については、大抵の辞書で、3つの用例に分けて紹介している。

(i) 「もしそうでなければ」(接続副詞〔ざっくり言えば「接続詞」。元「副詞」〕)
(ii) 「別なふうに」(副詞)
(iii) 「その他の点では」(副詞)

ただし、上記問題を解くのに相応しい用例を挙げている辞書が意外に少ない(さすがに、学習者向け英和辞典として最も信頼の置けるウィズダム英和辞典では、(i)の用例の中で紹介されている)。

私は英文解釈の観点からしても、敢えて上記問題タイプのotherwiseは別立てで捕らえて置くのが良いように考えている。

(1)「もしそうでないとすれば」(接続詞)
Warm up before you begin. Otherwise, you can cause damage to your muscles.
(始める前に準備運動をしなさい。さもないと,筋肉に損傷を与えることがあります)

(2)「もっと違ったように」(副詞)
A sensible person would act otherwise.
(思慮分別のある人ならもっと違ったように振舞うだろうに)

(3)「それ以外の点では」(副詞)
He is a little old, but otherwise he's suitable for the job.
(彼は少し年を取っているが,それ以外の点では彼はその仕事にふさわしい)

(4)「(主語を受けて)もしも…がなければ」(副詞)
This dictionary will help you understand otherwise difficult sentences.
(この辞書はそれがなければ難しい文をあなたが理解する助けとなるだろう)
“otherwise+形容詞+名詞”で登場することが多い。


(4)をきっちり押さえておくと(私の知る限り、どの本にも出ていないが、「主語を受けて」と“断定”することにより、訳にぼんやり感が出ず、都合が良いと思う)

Their songs made an otherwise dull party enjoyable.

など、訳すのは容易いし、整序作文となっても解答を導き出せるだろう。
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さすが、姫の thはバッチリ!

昨晩、聖子姫(Seiko Matsuda)のファンミーティングがあった。これは会員限定の、小ぢんまりした集まり(とはいえ、都内のザ・プリンス パークタワー東京という超豪華なホテルで開催)で、トークショーとミニライブからなるもの。

トークショーでは、芸能人の藤井隆(吉本の芸人で喋りは凄い)が進行役を務め、当日受付でファンから寄せられた「聖子ちゃんへの質問」に答えるコーナーもあった。質問は「好きな外国の都市は?」や「聖子ちゃんは、甘いモノを食べたりしますか」というありきたりなものから、「好きな言葉は何ですか?」という聞いてみたいものまであった。聖子ちゃんの回答は「ありがとう」という普段から口にするようなもの、とのこと。この質問した人に対して、藤井隆が演出家のように「ありがとう」と感情たっぷりで言わせる(?)展開になり、この質問者は聖子姫から「ありがとう」を個人的に(大勢いる前で)言ってもらうことになった。すると、藤井隆から「聖子さん、“ありがとう”に続けて『英語』でも!」という更なる予定外のリクエストも入り、姫の「ありがとう。Thank you.」が聞けた。

自分に向けられたものではないので、私の関心は、thの舌を噛むかどうかという一点に集中した。左右にある大スクリーンには、聖子ちゃんのお顔がアップで映し出されており、バッチリthの口形になっていたのを見て、感激。

アメリカのBonesというテレビドラマでは、日本人女性ジャーナリストとして出演したり、先月にはハリウッドのコンサートでアメリカ人の大物ミュージシャンとコラボしたりと、英語を使う機会もあるようで、発音のレッスンをみっちりしているものと思われる

因みに、この日最も接近した時で、聖子ちゃんとの距離は3m位だっただろうか。普通のコンサートにはない驚くべき近さ。2時間があっという間に過ぎ、大満足で会場を後にすることができた。


《昨日の答》
A, B, D (In American English, F is normally used.)

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